妊娠中の楽しい旅行、飛行機は乗れるの?
いつからいつまで大丈夫?胎児への影響は?
妊娠中は、気圧の変化や放射線が心配ですよね。お医者さんに、妊娠中に飛行機に乗るときの注意事項を聞きました。
監修医
前田裕斗 先生
2013年 川崎市立川崎病院勤務
2015年 神戸市立医療センター中央市民病院産婦人科
2018年 国立成育医療研究センター産科フェロー
妊娠中はいつからいつまで乗れる?
妊婦は飛行機にのっても大丈夫?
妊娠中に飛行機にのっても、比較的リスクの少ない時期はいつなのでしょうか。
また、飛行機で流産の可能性が高まることはないとされていますが、「つわり」がきつくなる人もいます。妊娠している時は、体調の良い日に搭乗するのをお勧めします。
航空会社によっては、出産が近づいている妊婦さんは、飛行機に乗るのに診断書や医師の同伴が必要になります。
里帰り出産を希望している場合は、早めにスケジュールを立てましょう。
ANAの場合
(国内線)
出産予定日を含め7日以内:「診断書」の提出および「医師の同伴」が必要です。
出産予定日を含め8日以上28日以内:「診断書」の提出が必要です。
(国際線)
出産予定日を含め14日以内:「診断書」の提出および「医師の同伴」が必要です。
出産予定日を含め15日以上28日以内:「診断書」の提出が必要です。
JALの場合
出産予定日28日~8日前までにご搭乗:診断書の提出が必要です。
出産予定日7日前までにご搭乗:診断書の提出と医師の同行が必要です。
※執筆時点での情報です。最新の情報は、各航空会社のHP等をご確認ください。
飛行機の搭乗を避けた方がいい場合
体調が急変しやすいためです。
また、つわりがひどい人や、体調がすぐれない人は、搭乗を見合わせたほうが無難です。
胎児への影響は?
飛行機にのっても、「お腹の赤ちゃんは大丈夫かな?」と心配になってしまいますよね。
「気圧」の胎児への影響は?
「放射線被爆」の胎児への影響は?
X線検査はどうする?
それでも心配な場合は、スタッフによる身体検査に変更していただくことも可能な場合があります。相談してみましょう。
胎児の流産が心配・・・
妊娠中に飛行機に乗る場合は、胎児よりも母体の急な体調不良への影響が懸念されます。母体が体調不良を起こせば、胎児に影響が及ぶ場合もあります。飛行機に乗る前は、体調を整え、発熱や体調が悪い時はスケジュールを変えられるようにしましょう。
この記事の続きには
- 搭乗前の準備
- 搭乗中の行動
- おすすめ座席は?などが掲載されています。